管理職の適性

管理職の適性

経営サイドの視点を磨きたい方

管理職は現場で技術力を磨くシステムエンジニア以上に、経営サイドに近い立ち位置です。これまで現場でプログラミングに注力していた方が管理職になると、まず視座の違いを実感するでしょう。企業によっては経営戦略を学ぶ機会もあります。自身が磨いてきたテクニカルスキルやメンバー一人ひとりのスキルをどう活かせば会社全体の利益や成長につながるのかを常に考え、全体およびその先の見通しを立てて動かなければなりません。また、トラブル発生時には率先して立ち上がり、最善の判断と決定を下す必要もあります。
管理職になると、メンバーやプロジェクトなど、職場全体のマネジメントを行う仕事が圧倒的に増えます。プログラミングなどテクニカルスキルを徹底して磨ける場面が減るため、とにかくプログラミングが好きな方が管理職になった場合は物足りなさを感じる可能性があります。より経営サイドに近い視点を磨きたい方が、管理職に向いているといえます。ほかにも、将来的に独立を視野に入れている人は、管理職に就くことで足がかりとなる経験を積むことも可能でしょう。

自ら意思決定をしたい方

管理職はメンバーもしくは職場全体の指揮を取るポジションなので、自らの意思決定を反映したい方には最適です。エンジニア個々のスキルやキャパ、リソースなどを多面的に見極めてプロジェクトを成功へと導くという、意思決定の機会が増えます。責任の重圧はありますが、自身の意思決定によりプロジェクトが成功したときには、何ものにも代え難い達成感が得られます。これまで現場でシステムエンジニアとして活躍してきたなかで、理不尽な割り振りや納期などに振り回されてきた方は特に、管理職になってしっかり見通しを立てたり、適性を考えた上で割り振りをしたいと思う人もいるようです。権限を持って職場や仕事をより良くしていきたいという思いが強い方は、管理職に向いています。

メンタル面で自信がある方

ときに責任が重くのしかかり、苦渋の決断を迫られることもあるのが管理職です。自ら指揮を取る場面が多くやりがいの大きさが魅力である一方で、判断を誤ったときは諸所対応に追われることになります。判断ミスを責める発言をもらい、ダメージを受けることも珍しくありません。そこで一度のミスを活かして挽回を図るか、ダメージを引きずってしまうのかは、性格的な部分にも大きく左右されるでしょう。管理職になることを考えているけど、もしもミスを後々まで引きずる部分が多ければ、管理職は向いていない可能性があります。ミスをしてしまっても今後をより良くするために切り替えられるメンタルの強さが、管理職に求められます。

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